「男が欲しい」って、思うのは変ですか？ もう若くもないし、恋なんてもう…って、ずっと言い聞かせてきたの。 でもね、夜、ひとりベッドに横になるたび、胸の奥がずっとざわざわするの。 これって、願望？それとも欲望？ ――正直に言えば、両方よ。 https://youtu.be/OfDAfT_aYz8 ねぇ、あなたも、誰かを求めて眠れない夜ってあるでしょう？ わたしは中年になってからのほうが、ずっと「男が欲しい」って思うようになったのよ。 若いころは、見た目とか、条件とか、いろいろ気にしてたけど… 今は違うの。 触れられたいの、女として。 そんな風に思うようになったのは、たぶん40を過ぎてからかしら。 鏡に映る自分の身体が、女らしく丸みを帯びて、 お尻や胸がふっくらしてきたのを見たとき―― 「私、今のほうがずっと色っぽいかも」って思ったの。 でも、出会いってなかなか無いのよね。 どこに行けば、わたしの欲望を満たしてくれる人に出会えるのか。 誰か、わたしの身体も心も、ちゃんと感じ取ってくれる人に…。 ──そう願っていたある日、偶然が動き出したの。 近所のカフェで、たまたま隣の席に座った男性。 50代くらいかしら、落ち着いた目元に、優しい笑いジワ。 ふと視線が合って、微笑み返してくれて…それだけで胸がドキンとしたの。 コーヒーを飲みながら、少しだけ話をした。 「最近、出会いがなくて…」なんて、冗談交じりで言ったら、 彼も「僕も同じですよ」って。 それだけの会話だったのに、なぜか忘れられなかったのよ。 家に帰ってからも、何度も思い出してしまうの。 あの声、あのまなざし… まるで、わたしの心を見透かされていたような気がして。 もしかして、あの人が「相性のいい相手」なの？ 恋愛相性なんて、今まで気にしたことなかったけれど、 年齢を重ねた今こそ「波長」が合う人って大事なのね。 肌と肌が触れた瞬間に、ぴたりと溶け合うような感覚―― それが欲しいの。 優しさと、ちょっとした刺激と、ぬくもりと… わたしは彼と、もう一度会いたくて、同じカフェに何度も通ったわ。 三回目のとき、奇跡みたいにまた彼が現れて―― 「また会えましたね」って、彼が言った瞬間に、 この人と何かが始まるって、直感で感じたの。 願望は、行動すれば現実になる。 女って、いくつに...