夜空に浮かぶ七つの月。その光に照らされた惑星エリシアでは、人々は「星晶石」という不思議な鉱石の力で暮らしていた。
十七歳の少女・リリアは、明るく前向きな性格で、星晶騎士団の新人隊員だった。細身の剣を片手に、「みんなを守る!」という夢だけを胸に戦い続けている。
ある日、平和だった空が突然赤く染まる。
「虚空帝国の艦隊です!」
警報が都市中に響き渡る。巨大な黒い戦艦が雲を突き破り、無数の機械兵が降下を始めた。
「私が行きます!」
リリアは仲間たちと共に飛行ユニットを装着し、大空へ飛び立つ。
敵は圧倒的だった。
光線が飛び交い、空中では激しい戦闘が続く。
「速い……!」
機械兵は次々と襲いかかる。しかしリリアは星晶石の力を剣へ集中させた。
「スター・ブレイド!」
青白い光が一直線に走り、一体、また一体と敵を切り裂いていく。
その時、敵の司令官が姿を現した。
銀色の仮面をつけた戦士ゼルガード。
「人間ごときが我らを止められると思うな。」
「止める! この星のみんなの笑顔を守るために!」
二人の剣が激しくぶつかり合う。
衝撃で空気が震え、周囲の雲が吹き飛ぶ。
リリアは何度も押し返されるが、仲間たちの声が通信機から聞こえた。
「リリア! 君なら勝てる!」
その言葉に彼女は微笑んだ。
「ありがとう……みんな。」
星晶石がまばゆく輝き始める。
彼女の剣は星空そのもののような蒼い光をまとった。
「これが私たちの希望!」
最後の一撃が放たれる。
閃光は夜空を横切り、ゼルガードの剣を砕いた。
「馬鹿な……希望の力だと……。」
司令官は撤退し、敵艦隊も次々と宇宙へ引き返していく。
戦いが終わると、七つの月が再び穏やかな光を降り注いだ。
「終わったんだ……。」
リリアは静かに夜空を見上げる。
平和は守られた。しかし宇宙には、まだ見ぬ惑星と新たな敵が待っている。
彼女は剣を背負い、小さく笑った。
「次はどんな星で、どんな仲間と出会えるんだろう。」
そうつぶやくと、若き星晶騎士は新たな冒険へ向かって、果てしない銀河へと飛び立っていった。
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